8月の管理

1年で一番暑い季節がやってきました。比較的暑さには弱い植物です。近年の気候の変化にしっかりと対応していく為に、いつも以上に目配り・気配り・心配りをし、一段とお手入れや置き場所等工夫して丈夫な株作りにがんばりましょうhappy01

 

 

 

今月の管理 8月

 

 

水やり・・・表面が乾ききる前にタップリと。週に2回程タップリと水を通してガス抜きを。

 

施肥・・・厳暑期は肥料は控えめに、活力剤を散布すると良いと思います。

 

消毒・・・月に1~2度は殺菌剤涼しい時間帯に。(「銅水和剤」がおすすめ)

 

殺虫・・・月に1度はハダニ剤の散布を涼しい時間帯に。

 

見廻り・・・ハダニ、葉焼け、葉やハカマ、バルブの傷み、スポ抜け(雑菌腐敗)、古葉の処理、カイガラ、土の乾き。

 

植え替え・・・必要以上は避けた方が良いでしょう。(温度・遮光・風通し等、環境が良い場所は可)

 

 

 

 

 

8月のお手入れ ワンポイント

 

 

※一年で一番暑い季節です。置き場所や風通し等、管理を一段と工夫して、元気に夏越しが出来るように目配りしてあげましょう。ダイオネット等で直射日光が当たらないよう適度に遮光し、葉がそよそよと揺れるくらいの環境を作ってあげましょう。また、土の乾きも早いので、水切れしないように表面が乾ききる前にタップリ与えてください。

 

夏期に株分け・植え替えをした株(バルブや小苗は除く)は、水やりを通常よりこまめにタップリと与えてあげましょう。この時期に分けたものは水分を多めに与えてあげないと葉が落ちやすくなってしまうようです。

 

※昼間に暑くなった葉を冷やすために、涼しい夕方に葉水をかけて、葉を冷やし潤いを与えてあげると葉が生き生きし元気が出ます。蘭舎に打ち水も効果的です。

 

※厳暑期の管理はとにかく水切れしないように水やりは表面が乾ききる前にタップリと。また、鉢中にガスが発生しやすくなるため、週に1~2回程はタップリ鉢底から流れ出る程水を通してガス抜きをしてあげましょう。但し、バルブ出し等のまだ根が引いていない小苗は少し控えめにした方が良いようです。

 

ハダニの繁殖期でもあります。葉裏の入念なチェックと葉水は発生を最小限に防げます。発見したら即座に殺ダニ剤で防除しましょう。

 

※肥料はこの時期は控えめに。メネデール等の活力剤を葉面散布すると良いと思います。

 

※高温多湿になるとカビも発生しやすい時期です。古葉だけでなく新葉にも症状が出ている場合は、根に症状が出ている場合が多いです。葉だけでなく鉢に中にも殺菌剤を通してあげましょう(涼しい時間帯が良いと思います)。