6月の管理

梅雨の季節になりました。同時に来春の花芽作りの為に極めて大切な時期でもあります。雨にも負けず愛情いっぱい管理・お手入れ等工夫して頑張りましょう。

 

 

 

今月の管理 6月

 

水やり・・・梅雨時期とはいえ鉢の乾かしすぎは禁物です。表面が乾いたらタップリと与えましょう。

 

施肥・・・水肥、葉面散布を入念に。(リン酸・カリ分の多いものを)

 

消毒・・・月に1〜2度は実施しましょう。新葉が柔らかいうちは涼しい時間に。

 

見廻り・・・ハカマの傷み。ナメクジ。ハダニは特に注意。古葉の処理。

 

植替え・・適期です。

 

 

6月のお手入れ ワンポイント

 

※花が終わりホッとする間もなく、この時期が来春の為の花芽分化に極めて大切な時期です。しっかりと水やり、施肥、通気、日照具合等愛情込めてお手入れ頑張りましょう。

 

※来春の花芽をつけるのも、良い株を作るのもこの6~7月が勝負です。肥料は花芽を付けたい成木等にはリン酸・カリ分の多いもの、育成苗には配合のバランスの良いものを選び、水肥や葉面散布を入念に実施しましょう。

 

※株を育てるにはチッソを与えますが、花のコントロールにはリン酸・カリ分が多く必要になります。6月中旬~7月の間に2回程、天気の良い日の午前中に花芽分化促進剤を散布してあげると良いと思います。

 

※ハカマの傷みに一番気を使う時期です。傷みを防ぐ為に、新葉が展開しきるまでに殺菌剤を散布しましょう。ハカマの中に通すように散布してあげると良いようです。(十分な風通しに気をつけ、涼しい時間に行いましょう)傷みを発見した場合は速やかに、傷んでいる部分のハカマをめくり、殺菌剤を散布して、風通しの良い場所に置いてあげましょう。【銅水和剤】と記載された殺菌剤が良いようです。

 

※水やりはハカマが取れるまでは、少し乾かし気味でも良いですが(バルブを太らせるため)、ハカマが取れてから夏期は、表面が乾くとこのないよう常に湿った状態になっているようにこまめに実施しましょう。

この時期に水不足になってしまうと、親木が自分自身の生命を維持するのに精一杯になり、新芽に十分な栄養が行きわたらず、葉芽になってしまう可能性が高いです。

 

ハダニの活動が活発になる時期です。入念なチェック(特に葉裏)と薬剤散布を。

 

※梅雨時期は雑菌(カビ)が発生しやすい為、こまめな消毒、十分な風通し、枯れ葉の処理等注意してお手入れしましょう。