寒蘭のシーズンも終盤を迎え、寒い冬がやってきました
えびね蘭にとっても寒蘭にとっても冬の管理はとても重要です。年末で忙しい時期ではございますが、水やり・施肥・見廻り等愛情一杯お手入れ頑張りましょう
今月の管理 12月
水やり・・・表面が乾いたらタップリ鉢底から流れるほど。暖かい午前中に。
施肥・・・葉面散布を中心に週1回定期的がおすすめ。
消毒・・・月に1度は実施したいものです。
見廻り・・・ハダニ、カイガラの冬越駆除を。古木の葉傷み。冬至芽の根押さえ。
植え替え・・・適期です。
12月のお手入れ ワンポイント
※寒さには比較的強い東洋蘭ですが、寒風の吹き込みには要注意です。寒風が吹き込まないようにビニール等で冬囲いしてあげましょう。
※えびね蘭にとっても寒蘭にとっても冬の管理は明暗を分けます。特に冬場の葉面散布は株の充実の為にとても重要です。バルブの力を充実させ、良い花を咲かせるためにも週1回定期的に【ネフトール】+液肥の散布を実施しましょう。花がすごく良く咲くようになります。
また、液肥はチッソ・リン酸・カリウム分のバランスの良い配合のものを使用し、加えてマグネシウム入りのものが良いでしょう。(光合成活動にはマグネシウムが不可欠です)
また、冬場は寒蘭に施肥する液肥は5000倍~10000倍くらいの薄めが良いと思います。
※空気も乾燥しがちで、土がすぐに乾きますので水切れに注意しましょう。この時期乾かしすぎると春先に古木が落ちやすいので注意してください。作落ちの一番の原因は水不足です。
※この時期まだ冬至芽が鉢上に上がってかないものがあれば、根やボラ石で押さえられていないか点検し、上がってこられるようにお手入れしてあげましょう。
※冬場も引き続きハダニの発生に注意しましょう。入念な葉裏のチェックと、発見したら早急な対処が重要です。高度精製マシン油(ハダニ)、スプラサイド(カイガラ)等の薬剤散布で冬越し駆除を。