🌄新年おめでとうございます🌄
本年もよりいっそう、えびね蘭・寒蘭を愛する皆様方に感動していただけるような花の作出、苗作りを目指し、スタッフ一同誠心誠意努めて参りたいと思います。
えびね蘭・寒蘭の魅力をより多くの方々に知っていただき、盛り上げていくためにも、何卒本年も倍旧のご支援のほどよろしくお願い申しあげます。
2024年が皆様方にとって素晴らしい年でありますよう心よりお祈りしますと共に、春のえびね蘭・秋の寒蘭と良い花が咲きますよう願っております
今月の管理 1月
水やり・・・表面が乾いたらタップリと、鉢中のガス抜きを。暖かい午前中に。
施肥・・・配合成分のバランスの良いものを月に2回程葉裏に入念に散布しましょう。
消毒・・・月に一度は実施しましょう。
殺虫・・・えびね蘭は卵にも効くハダニ剤を月に一度散布しておくと良いでしょう。
見廻り・・・冬至芽の状態、葉やハカマの傷み、ハダニ、カイガラ、古葉の処理、土の乾き
植え替え・・・適期です。(寒風の当たる場所は避けましょう)
1月のお手入れ ワンポイント
※寒さには比較的強い東洋蘭ですが、寒風の吹き込みには注意しましょう。冬場に葉や根が傷む原因のひとつでもあります。寒風が吹き込まないようにビニール等で冬囲いしてあげましょう。
※冬の葉面散布は株の充実の為とても重要です。バルブの力を充実させ、良い花を咲かせるためにも冬期も週月に2回程実施しましょう。花がすごく良く咲くようになります。
但し、寒蘭の黄花や桃花・乳白色花等の色ものや柄物は色が出ない原因になったり、柄が消えてしまう可能性もある為、光合成を活発にするような施肥は控えたほうが良いと思います。
肥料はチッソ・リン酸・カリウムに加えて、マグネシウム入りのものが良いです(光合成活動に不可欠です)。当園では置き肥にマグアンプを使用しております。また、この時期の液肥は薄目がいいと思います。
※冬場もハダニ、カイガラムシの見廻りをこまめにしましょう。えびね蘭は春のハダニ発生を予防するために、卵にも効くハダニ剤を高度精製マシン油等と混合して散布しておくと良いと思います。耐薬性がつかないように毎度使用する薬剤の種類を変えて散布した方が良いでしょう。
※この時期の水やりは朝暖かくなってから午前中に鉢底から水がダーッと流れ落ちる程タップリと与えて鉢中のガス抜きをしてあげましょう。気温が特に低くなる予報が出ている時などは控えたほうが良いと思います。
水不足は作落ちの一番の原因でもあります。冬場も根が常に湿った状態になるように乾かし過ぎには十分注意しましょう。
※寒蘭の花が終わったら冬越しの準備を。蘭舎に風が入らないように閉め切ったり、ビニール等で囲んであげましょう。必要に応じて暖房器具等で温度を保ってあげるとなお良いと思います。直射日光に当たらないように遮光に気を付け、日光をよく取り込むようにすると良いと思います。植え替え・株分けは3月頃暖かくなってからのほうが良いようです。